2005年の車両動向
Car News 2005

車両動向総括

 2005年は西武バスにとっては2003年以来となる初物の多い1年でした。注目されるのは尿素SCRシステムのRA273が導入されたことでしょう。


車両動向〜路線車

新車・一般路線車

 2005年の西武バス大型路線新車は特に型式のマイナーチェンジがあった以外は2004年と変わりません。今年のニューフェイスは年末のエルガミオです。
 まず1月から3月の2004年度第4四半期の動きからです。この時期は標準仕様ノンステが未だに在籍していなかった川越と上石神井にもようやく標準仕様ノンステが入りました。川越にエルガが上石神井にはUAとお馴染みの顔ぶれです。これとは別に1月と3月に滝山に西工UAノンステが3月には練馬と所沢に西工UAノンステが追加導入されています。特に練馬の車は都内初となるCNG仕様車です(自治体保有の車は除く)。
 2000年の3台を最後に導入が途絶えていた用途外車も経年取替えのため5年ぶりに導入されました。今回の用途外車からはバリアフリー法の理由もありスロープ付のワンステ仕様車で導入されました。今回は川越にUA452が大宮にPJエルガの用途外車が導入されています。いすゞの用途外車は今回が初導入です。
 PJエルガも今回初導入です。前述のワンステ用途外車が大宮に導入されましたがノンステも導入されました。ノンステは狭山、川越と大宮に入りました。
 上石神井にはリエッセが入りました。投入理由は泉38の経路変更に伴うもので一部ルートに狭隘な区間を走行するため採用となりました。
 中型車では練馬、小平と所沢にRM360が川越と狭山にエルガミオが1台ずつ採用されました。どちらもワンステ仕様で練馬配属分のみ中ドアが4枚折戸とされました。中型ロングも新型式のPK-JP360となり練馬と新座に導入されています。中ドア仕様も練馬が4枚折戸となっています(新座配置車は2006年に小平へ転属)。
 そして2005年の車両動向最大の注目は尿素SCRシステムを採用したRA273です。9月にノンステ5台とワンステ3台が導入されたのを皮切りに12月までに上石神井と練馬に4台(練馬の1台のみワンステ)、滝山に7台(2台はワンステ)、小平に1台(ワンステ)、新座に3台(ノンステ)、立川に5台(ノンステ)そして所沢に2台(ノンステ)が採用されました。今後も本モデルの導入は進められていくと見られます。

転 属

 2005年の転属は2002年9月以来となる新設営業所として高野台営業所が発足しました。これに関連する転属が6/16と10/14に行われました。転属は殆どが上石神井からですが6/16改正での転属分には練馬と小平からの転属が1台ずつありました。10月改正での転属分は荻14移管に伴うものでノンステの転属がメインです。
 10/14には武13の小平移管に伴う転属が行われこの改変で滝山からA7-450・468・A8-499・A9-581・582・583・592・593・A2-808・809・A4-977・978が転属しました。

廃 車

 2005年の主な廃車車両は1995年式がメインでU規制車は軒並み姿を消しました。また1993年式も経年で廃車される車も続出しました。

車両動向〜高速・貸切車

新 車

 この年の高速・貸切車ボディはもちろん西工ボディです。ライオンズカラーの西工ネオロイヤルも板につきました。この年このボディで導入されたのは9台でうち7台は高速用車で貸切車はたった2台の導入に留まりました。1528・1529がC-T、ほかはSD-Uが採用されました。
 SD-Uで導入された6台はすべて高速車で1397のみ4列シート34席車であるほかは3列シート29席車です。1534は西武高速初となる尿素SCR装備のSD-Uです。

転属・移籍

 転属は7月に1829が所沢に転じました。これは期間限定運行の大宮・所沢〜富士五湖線で1362が運行期間中大宮に転属したための穴埋めです。9月の特別輸送終了後は1362は所沢に戻り1829も練馬に戻りました。10月には氷見線3列車化のための車両交換で1397が大宮へ転じました。

廃 車

 廃車は西武高速最古参の1360が尿素SCR装備の1534投入で12月に廃車になりました。


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