概　要

　1998年12月に西武バス初のノンステ車として導入され2000年まで製造された。全車富士重工7Eボディを架装しセーフティウインドウがあるのが特徴である。エンジンの型式はPG6でこれはUA460ツーステと同一である。なお導入にあたり西武では日デUAノンステのサンプルカーを同社所管エリアで試験走行している。

　最初に導入されたのは既に電動リフト車が運行されていた滝山で1998年12月から武21で運行を開始。UAノンステ自体は既に東京都交通局や京王バスなどで走っていたがいずれも大臣認証モデルの試作車扱いであり量産車は西武が初めて採用したことになる。以後、翌99年に所沢、川越、小平に配置。さらに2000年3月には上石神井にも導入され2000年12月には軽量化等の新型ボディとした車（KL-UA272KAM相当）が新座に配置された。

　高野台は全車が上石神井からの転属車で荻14移管に伴い転属したものである。滝山は全車本所所属。1999年式車3台は武13移管に伴い小平へ転属し滝山から1999年式車の配置がなくなった。小平は2台いた同所新製配置車が2003年5月に2台揃って立川へ転属し配置がなくなっていたが2005年10月改正でそれまで滝山が所管していた武13の移管に伴い1999年導入車が滝山からの転属ながら配置が復活した。また滝山新製配置のA8-570は2002年3月に同所所管だった久11の滝山便の所沢移管に合わせ所沢へ転属した。西武バスのノンステで越県転属があったのは現在のところこの車のみ。現在は全車がLED方向幕化されている。なおA8-570は西武バスのノンステ第一号車です（陸運登録では1つ後の571が初）。

　なお新座に配置された車は前述の通りエンジンがMD92で型式的にはUA272に近いが認証前のモデルであり排ガス規制記号のない「UA460KAM」となる。

配属先と該当社番

A8-570（所属：滝山→所沢）